新興スポーツ・パデルにカタールが支援。

最近スポーツビジネス関連のニュースを眺めていると、パデルという名前がよく目に入ります。

テニスとスカッシュを合わせたような競技で、メキシコ生まれ、スペイン育ち。スペイン語圏で人気があるとのこと。将来は五輪種目を目指しているそうです。
このパデルが注目されている理由は、今年から「プレミアパデル」という新たなツアーが創設されたこと。そして、このツアーにパリ・サンジェルマンのオーナーとしても知られるカタール投資庁が出資していることがあげられます。
3月に開幕したプレミアパデルは、今年中に10戦を開催予定。ヨーロッパではSky、中南米ではESPNと放映権契約を結びました。カタールが絡んでいるので、中東のbeIN Sportsももちろん放映権を持ちます。
しかし、パデルにはすでにワールドパデルツアー(WPT)という大会があります。これはスペインのビール会社が主催しており、今年は24試合が開催されるとのこと。

すでにWPTがあるにも関わらず、新たにプレミアパデルが創設されたのは、国際パデル連盟(FIP)とWPTの関係が微妙なことによるもののようです。

そしてWPT側は参加するトップ選手がプレミアパデルに出場した際には罰金を課す方針とのことで、これを不服としたプレミアパデル側はEUに提訴したと伝えられています。

なんか最近のスポーツにおける対立の構図がいろいろ詰まっている感があり、確かに注目されるな…と思った次第です。今後の進展を見守っていきたいと思います。
日本でもパデルの普及が進められています。「キャプテン翼」作者の高橋陽一さんが日本パデル協会の名誉会長をされているとのこと。スペインを中心にサッカーとの親和性が高いスポーツだそうです。

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