NFLサンデーチケット、Appleに内定か。

Amazonやディズニーなどが争奪戦を行っていると伝えられるNFL「サンデーチケット」の権利がAppleに決まったとの報道が出ています。すでに契約書にサインしており、あとはApple側で発表のタイミングを探っている状況なのだとか。

現在DirecTVが支払っている放映権料は年15億ドル。それに対して新たな契約は25億ドルとされています。すでに年100億ドル規模に達しているNFLの新契約がさらにパワーアップします。
NFLは自ら保有する「NFL Media」の株式49%を売却する方針と伝えられており、Amazonが候補にあげられていましたが、これもAppleになる可能性が報じられています。

また、アメリカ国内で自前のOTTサービス「NFL+」(仮称)をローンチする計画があり、これにも関わることになりそうです。
Appleは今季からMLBの配信を開始し、スポーツのライブ配信に参入。年8,500万ドルの契約を結んだと伝えられていますが、その30倍近くに達する巨大な契約です。
まぁ、正直なところ単体で採算がとれる可能性はありません。DirecTVは年300ドル程度で提供しており、単純計算で500万件が損益分岐点となりますが、それにも遠く及ばないとされています。

にも関わらず、さらに金額が高騰するというのは、ひとえにプラットフォーム間の競争激化によるものとしか言えません。

赤字覚悟で突っ込む業者がいる限り金額は上がり続けますが、やがては赤字を回収するフェーズになるのはご存知の通り。その過程では破綻するプラットフォームも出てくることでしょう。

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