DAZN、スポーツベッティング参入を公表。

DAZNは英領ジブラルタルに本社を置くオンラインカジノ業者・Pragmatic Groupとの提携を発表。スポーツベッティングへの参入を公式に明らかにしました。

来季のサッカーシーズンが開幕する頃にはβ版を立ち上げるとしていますので、7~8月になるでしょうか。
黒字転換の見通しが立っていないDAZNにとって新たな収入源の確保は必須命題であり、また昨年共同CEOに就任し、今年からは単独のCEOとなったShay Segev氏はオンラインカジノ業者出身であることを鑑みてもこの発表は当然というか、むしろ遅いと言ってよいレベルです。

他にも新たな収入源として、ファンタジースポーツやNFTもあげられています。NFTについては日本でミクシィと組んで「DAZN Moments」をスタートしています。
思えばDAZNのサービス開始初期には、DAZN(当時はPerform)はギャンブル業者であり日本でもギャンブル解禁を見据えて参入してきた、という説が結構唱えられてきたのを思い出します。

実際にはスポーツベッティング業者向けに映像やデータを販売する事業を手掛けていたのですが、自らが胴元だったわけではありません。また、その後B2B事業を分離→売却したため(現在のSTATS Perform)、ギャンブルとの距離は遠ざかっていました。

そもそも国策をあてにしてあれだけの投資をつぎ込むと考えることが変でした。いまだに日本ではカジノ誘致も進んでいないのが現状です。

ということで、時は過ぎ去りようやくDAZNが胴元になろうとしているわけですね。日本でのビジネスは当面無理ですが、まずは欧米で成果をあげられるのでしょうか。

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