米PGA、サウジ新ツアーの出場申請を拒否。中継は無料配信?

サウジ資本をバックにグレッグ・ノーマン氏が仕掛ける「LIV Golf Invitational Series」。ミケルソン選手の失言をきっかけに一時勢いを失っていたものの、開催まで1か月を切って再び攻勢を強めています。

48人の出場枠に対して、米PGAツアーや欧州ツアーなどから200人以上がエントリーしたと強調。また、アマチュアのトップ選手に招待状を送ったことも明らかにしています。

この動きに対して、米PGAは出場を許可しないと発表。初戦はロンドンで開催されるため、初戦に限って認めるのではないかという観測を覆す形となっています。今後は法廷闘争に発展する可能性も高そうです。
当ブログ的には放映権も気になるところですが、アメリカのテレビ局との交渉は進んでいないとのこと。FOXの名前も上がりましたが、PGAに逆らってまで放送する意義はないということでしょうか。

また、大会は複数のホールから同時にスタートする、いわゆるショットガン方式が採用される予定ですが、同時多発的に選手がショットするのをさばくノウハウがないことも難色を示す理由だとか。なんか取って付けたような言い訳にも思えますが…

ということで、初戦についてはYouTubeでの無料配信が有力になっているとか。それならばマルチチャンネルで流しておけばよいということになります。

また、今後は放映権料を無料にするのではと報じられています。豊富な資金力が背景にあるとは言え、まぁやることが大胆です。
とは言え、映像がなければ配信もできないわけで、どこが製作するのか。PGAツアーの映像も製作しているNEP Groupと合意直前だと報じられていましたが、こちらもまた成立には至っておりません。PGAの強硬姿勢が踏み絵となっています。

全米プロの開催とも重なり、さまざまな情報が錯綜することになりそうです。全米プロには昨年覇者であるミケルソン選手がエントリーしており、発言に注目が集まっています。また情報を整理したうえでお伝えする予定です。

【追記】ミケルソン選手は出場を辞退したとのこと。

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