さらに新説。W杯の放映権料は200数十億円 by日経

日経新聞に「地上波からネットへ」という連載記事が掲載されました(全3回)。有料記事ではありますが、会員登録すれば月10本まで無料で読むことができます。


第1回は総論的な位置づけで、DAZN・ABEMA・Amazonといったネット配信のプレーヤーたちの動向がまとめられています。

当ブログ的に気になったのは、記事に登場する数字です。ABEMAが獲得したワールドカップの放映権料については「200数十億円」という記載があります。これまでの報道では180億円・200億円・350億円といった数字が登場していますが、またもや新説が追加されたという感じです。

もはや何を信じていいのやら。もちろん全部間違っているという可能性すらあります。日経が出す数字ですから、それなりに信憑性があると思いたいところですが…


第三者の調査機関が出しているDAZNとAmazonプライムの推定利用者数のデータも掲載されていました。DAZNのここ2年間の推移をみるだけでもいろいろ気づきがあるかと思います。今年3月には160~170万人程度の利用があったようです。これはワールドカップ最終予選などの特需があったもので、翌4月には若干減少しています。もちろん値上げの影響もあるでしょう。

コロナ禍の2020年5月には50万人程度にまで落ち込んでいたこともわかります。アプリの利用者数なので、実際には契約を続けていた人もいるかとは思いますが、やはり打撃は大きかったようです。あとは冬場の落ち込みもグラフだと如実に見えてきますね。海外サッカーがオフとなる夏にも落ち込みがありますが、冬ほどではありません。

第2回と第3回は具体論となり、ボクシングとモータースポーツ(スーパーフォーミュラ)の事例が取り上げられています。先日スーパーGTの話題を取り上げましたが、スーパーフォーミュラも昨年までのテレビ放送(BSフジ)を終了させ、ネット配信へのシフトを進めているところです。

このあたりは当ブログで繰り返し取り上げていることでもありますので、詳細は実際の記事を読んで頂ければと思います。無料と有料をどう組み合わせていくか。無料にしてもテレビとネットがありますし、有料だとサブスクやPPVもあります。選択肢が増えたのはよいことですが、その分各スポーツの主催者は知恵を絞っていかないとたちまち埋没することになります。

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