5月は別れの季節。来季の欧州サッカーは。

欧米サッカーは最終節が終わりシーズンオフに。本来なら6月に開催されるワールドカップも今回は冬開催となったため、若干寂しくなっています。

放映権の契約も5月を持って区切りとなるところが多いようです。DAZNのプレミアリーグ関連の動画も多くは5/31が視聴期限となっています。来季のサブライセンス交渉がまとまらなければ、YouTubeも含めいったん消去されるものと考えられます。


欧州の主要リーグについては、プレミア以外変動はない見込みです。結局どこも買わなかったリーグ・アンの行方が気になるところです。

プレミア: SPOTV NOW (24-25シーズンまで)
ラ・リーガ: DAZN&WOWOW (契約期間不明)
ブンデス: スカパー (24-25シーズンまで)
セリエA: DAZN (23-24シーズンまで?)
リーグ・アン: 未定
欧州CL/EL: WOWOW (23-24シーズンまで?)


カップ戦については、FAカップはおそらくDAZN継続と思われます。コパ・デル・レイとDFBポカールについては昨季までの契約であり、今季はまだ不明です。また、決勝戦のみ緊急配信されたカラバオカップの動向も気になるところです。

カップ戦の放映権はサブライセンス交渉の材料になることも考えられます。今後も新たな情報が入り次第お伝えしていく予定です。
さて、6月から始まる大会としてはUEFAネーションズリーグがあります。DAZNが持っていた放映権は昨季まででした。延期になったW杯予選の試合配信がまだ残っていますが、本来ならば契約は終了しているはずです。

UEFAは2027-28シーズンまでのネーションズリーグ、およびW杯予選とEURO予選をパッケージ販売しています(EURO本戦は別)。いまのところ新たな契約先は発表されておらず、日本ではUEFA.tvでの配信と告知されています。

また、6/1(現地時間)に開催される、欧州王者・イタリアと南米王者・アルゼンチンが対戦する「フィナリッシマ」もどうやらこのパッケージに含まれているようです。


ただ、DAZNでは現在W杯で日本と対戦するドイツとスペインの過去の試合を再配信しています。この試合の配信期限が12月に設定されているのですね。これをふまえると、UEFAとの契約が何かしらの形で継続するのでは?とも考えられます。


…実はここまでがあらかじめ書いてあった原稿です。公開予定の前日に新たな動きがありまして、DAZNがこのパッケージを購入したことが発表されました。5月最終週の金曜日というまさにぎりぎりのタイミングです。
平日深夜の試合がほとんどですし、試合間隔がまばらでサブスクに向いたパッケージとも言い難い。できれば安価に仕入れたいところです。ドイツでも権利獲得の発表がありましたので、ある意味抱き合わせみたいな形で交渉を粘っていたのかも?

その裏ではプレミアのサブライセンス交渉の話も動いていたものと思われますが、逆説的に言えば可能性は低下したのかも言えません。もちろんこちらもぎりぎりまで交渉が続くことが考えられますが…
最後にPSGの来日が決定したことにも触れておきます。欧州5大リーグで唯一放映権が確定していないリーグ・アンですが、これを機に新たな動きが出ればと期待するところです。

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