豪Optus、プレミア高騰で大幅値上げへ。

オーストラリアの通信会社であるOptusは、スポーツチャンネル・Optus Sportsの価格を改定することを発表しました。


もともとOptusの回線を契約しているユーザーには無料で提供されていましたが、8月からは月6.99豪ドルに。それ以外のユーザーは月14.99豪ドルが24.99豪ドル(または年199豪ドル)になるとのことです。


日本に置き換えるならば、かつてソフトバンクが運営していたスポナビライブの例が近いでしょうか。回線契約の呼び水としてスポーツコンテンツを導入したものの、放映権料の高騰には逆らえません。最近だとDAZN for docomoも似たような存在ですかね。

その高騰を招いているのはやはりサッカーということになります。Optusは2016-17シーズンからプレミアリーグの放映権を維持していますが、来シーズン(22-23)から新たに6年契約を結んでいます。しかしその代償は大きく、放映権料は年8,500万豪ドル(約78億円)以上だと報じられています。


日本では来季からEclat Media Group(SPOTV NOW)に権利が移動しますが、その放映権料は年2,670万米ドル(約34億円)と報じられていますので、オーストラリアはその倍以上。日本でも割高だと思うのですが、人口を考えるとそれ以上に高く感じられます。

放映権の高騰を招くのは競合の存在です。昨年、Optusは欧州CLの放映権をStan Sportに奪われています。また、オーストラリア代表の試合やAリーグの放映権はParamount+が保有しています。セリエAやラ・リーガ、ブンデスリーガなどはFoxtel(Kayo Sports)です。


ですから、オーストラリアの熱心なサッカーファンは最大4個のサービスを契約することになります。日本に置き換えるとDAZN・WOWOW・スカパー、そしてSPOTV NOWといった感じになりますね。まぁ国は変わっても事情はさほど変わらないと言いますか…

Optusがプレミアリーグのほかに目玉としているのは、来年オーストラリアとニュージーランドで開催されるFIFA女子ワールドカップです。オーストラリア代表戦など主要な試合はテレビ局にサブライセンスすることになると思われますが、この権利があるからこそ強気に出られるとも言えます。


繰り返しますが、プレミアの契約は6年間です。視聴者にとっては6年間プラットフォームが変わらないことで安定をもたらす一方、この間は競争が起きないというデメリットもあるわけです。巨額な投資はいつか回収しなければなりません。今後Optusがさらなる値上げを打ち出してくる可能性は当然考えられます。

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