「THE MATCH」地上波中止で榊原代表緊急会見。
昨日フジテレビが「THE MATCH」の放送を見送ったことを発表した件について、大会運営者であるRIZINの榊原CEOらが緊急会見を行い、ABEMAで生中継されました。
私も拝聴しましたが、榊原さん正直喋りすぎ…という印象です。分からないことは分からないこととして、想像を織り交ぜて話すことではないかと。妄想を膨らませるのはこんな名前のブログにでも任せておけばいいのです。
フジテレビは詳細な理由を明らかにしていないようですが、少なくとも放映権料で揉めたのでは?という点については榊原氏は否定しています。一般的に言えば金額などの条件面はもっと前の段階で詰められていて然りで、このタイミングで揉めるとは考えにくいです。
なので、やはり一部で報じられているコンプライアンス絡みが主な理由と考えてよさそうですが、昨日の段階で契約書が交わされていないという話には驚かされました。正式な契約に至る前段階でも、覚書などなんらかの文書が交わされているものかと思ってましたが、実際には口頭での合意しかなかったとのこと。
こうなるとコンプライアンスに加えてガバナンスの問題も生じてきます。フジテレビ内部でも現場と上層部のあいだで乖離が生じていることも充分考えられます。
かつてのPRIDEの騒動の時よりも反社絡みのコンプライアンスは厳しくなっています。放映権料が高い安いという問題ではありません。放送するかしないかの問題です。反社との関わりはすべて断ち切るのが現在のルールです。もちろん、こちらも報道を見ているだけなので真相は分かりませんが、疑いのかかった段階でどう対応すべきかが問われています。
もちろん地上波ですからスポンサーの意向も考えられます。その点、PPVで配信するABEMAのほうがスポンサーの顔色を窺わなくてもいいというメリットがあります。とは言っても、ABEMAだってテレビ朝日とサイバーエージェントという上場会社がバックにいるわけですから、コンプライアンスの規定はフジテレビとさほど変わらないでしょう。
コンテンツの内容については地上波よりもコンプライアンスがゆるいと言ってよいのですが、反社については当てはまりません。繰り返しますが、反社との関わりは断たねばならないのです。かつてのPRIDEとスカパーの関係とは異なります。それゆえに、今後はABEMA側の姿勢も問われていくことになります。
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