ジョシュア、遅れてのDAZN入り。アドバイザーや株主にも。

DAZNはヘビー級ボクサーのアンソニー・ジョシュア選手との契約を発表しました。試合の放映権に限らず、幅広い内容が盛り込まれています。


期間は最長5年で、年2試合以上を行い、その試合はDAZNでグローバルに中継されます。金額は「9桁」とのことなので、推定1億ポンド以上となりそうです。さらに、DAZNのブランドアンバサダーに就任するほか、戦略アドバイザーの肩書も。お金だけでなく株式も割り当てられるんだとか。

ジョシュア選手はマッチルーム傘下であり、マッチルームは昨年からDAZNと独占契約を結んでいますが、ジョシュア選手だけは個人での契約が残っており、イギリス国内ではSky Sportsが試合を放送していました。その契約も満了となり、遅ればせながら合流した形です。


昨年9月の試合でウシク選手に敗れ、3団体の王者を失っていますが、このタイミングでの合流は果たして吉と出るか凶と出るか。DAZNはこれまで前のめりな契約をしてきたことは否めません。カネロ選手とは破格の契約を結んだあと関係がこじれて破談に至りました。村田選手ともアンバサダー契約を結んでいた時期がありますが、その後の試合で敗れています。それがボクシングの怖さであり、また魅力なのですが。


8月にはウシク選手との再戦が計画されているとのことで、この結果次第でまた運命が変わってくることになりますが、試合だけに収まらない範囲の契約をしたわけですから、単なる顔役以上の役割が期待されていると言えます。

株式を割り当てたということは、ロンドン市場への上場に再度アタックするということでしょうか。アピール材料になるはずだったBT買収は泡と消えましたが、地元イギリスの人気選手を陣営に引き入れることで、再度投資家の関心を得ようという考えかもしれません。もちろん、近々参入予定のスポーツベッティング事業を軌道に乗せることが最優先だとは思いますが…

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