2026W杯の開催都市発表 & 米サッカー放映権事情まとめ
FIFAは2026年にアメリカ・カナダ・メキシコで開催するワールドカップの開催都市を発表。アメリカ11・メキシコ3・カナダ2の計16都市の名前が明らかになりました。
参加国が48に拡大され、グループリーグは3か国×16で構成されることになるため、この16都市にひとつずつリーグが割り当てられるものと思われます。総試合数は64→80に増え、アメリカで60試合、カナダとメキシコで各10試合が開催されます。
アメリカの11都市はすべてNFLのチームが本拠地とするスタジアムでの開催。メキシコシティのアステカ・スタジアムは初めて3大会で使用されます。
この発表はワールドカップ本大会の放映権を持つFOXと、スペイン語放送局のTelemundo(NBCユニバーサル傘下)で中継されました。両局は今年のカタール大会の放映権も保有しています。
2026年をターゲットとして、アメリカではサッカーの放映権争いが繰り広げられてきましたが、先日発表されたAppleによるMLSの放映権獲得によってひと通り出揃った形です。
ということで、アメリカにおけるサッカーの主要な放映権契約についてざっとまとめておきます。
いわゆる4大ネットワーク
NBC Universal
NBC(地上波)、USA Network(有料)、Peacock(OTT)、Telemundo(スペイン語放送)など
プレミアリーグ: 2022-23~27-28シーズンの6年契約。総額27億ドル(年4.5億ドル)と推定。
ViacomCBS
CBS(地上波)、CBS Spots Network(スポーツ専門局)、Paramount+(OTT)など
UEFA CL/EL: 2019-20~23-24シーズンの5年契約。年1.5億ドルと推定。
セリエA: 2021-22~23-24シーズンの3年契約。年5,500万ユーロと推定。
ディズニー
ABC(地上波)、ESPN(スポーツ専門局)、ESPN+(OTT)など
ラ・リーガ: 2021-22~28-29シーズンの8年契約。総額14億ドル(年1.75億ドル)と推定。
ブンデスリーガ: 2020-21~25-26シーズンの6年契約。金額は不明
FOX
FOX(地上波)、FOX Sports(スポーツ専門局)、tubi(OTT)など
FIFAワールドカップ: 2026年まで契約
EURO本大会・予選、ネーションズリーグなど: 2027-28シーズンまで契約
その他の巨大資本
ワーナーブラザーズ・ディスカバリー
傘下のTurner Sportsが運営するTNT、TBSおよびHBO Max(OTT)
アメリカサッカー連盟(USSF)主催のアメリカ代表戦: 2023~2030年の8年契約。総額2億ドル(年2,500万ドル)と推定。
Apple
MLS: 2023~2032年の10年契約。総額25億ドル(年2.5億ドル)と推定。対象はグローバル。
テレビ放送については今後別途契約が結ばれる予定。
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