パ・リーグ、台湾の放送復活。Eleven Sportsと5年契約。

パ・リーグ6球団のネット配信権と海外向け放映権を一括管理しているパシフィックリーグマーケティング(PLM)は、台湾のEleven Sportsと放映権契約を結んだことを発表しました。2022~2026年の5年契約で、今年は100試合程度を放送します。


この発表は7/1付でなされており、じゃあそれ以前はどうだったのかと言いますと、昨年はEleven Sportsが中継していたのですが、今年は中継されていなかったのです。PLM社が運営する「パ・リーグTV」の台湾版YouTubeチャンネルで一部の試合を無料配信していたと聞いています。

PLM社は2019年から台湾のFOX Sportsと3年契約を結んでいました。しかし、2020年末にFOX Sportsは台湾を含むアジアから撤退してしまいます。1年残った契約の行方はEleven Sportsに移動する形で決着となり、昨年はパ・リーグの放送が継続されました。


今年は契約が満了となり、改めてPLM社とEleven Sportsが交渉する形となりましたが、なぜ7月までかかってしまったのかはよく分かりません。水面下では細かな調整や駆け引きが行われていたのかもしれませんが、結果として5年契約を獲得できたのはよい材料かと思います。

台湾におけるNPBの中継は、もうひとつ「MOMO TV」による阪神戦の中継があります。阪神にチェン・ウェイン選手が移籍したことで縁ができたのですが、チェン選手は先日解雇されています。選手に紐づく放映権契約ですから当然リスクは大きいのですが、テレビ局側としては当てが外れたといったところでしょうか。

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