井上尚弥選手・4団体統一戦のファイトマネーは3億円超?

先月のドネア戦を鮮やかな2RKO勝利で飾った井上尚弥選手。次はいよいよ念願だった4団体統一戦に進みそうです。残るWBOの王者・バトラー選手の陣営も前向きと伝えられており、日本での開催もOKだとのこと。早ければ年内にも試合が組まれると期待されます。


ドネア戦のファイトマネーは2.1億円と以下のスポニチの記事で報じられています。バトラー戦については3億円を目標にしているということですが、PFP1位の選手にとって3億円というのは正直安い気もしますね…

地上波から有料配信への流れがここ数年のトレンドではありましたが、最近になって大きな出来事が続いています。これについてはテレビの弱体化だとか、はたまた日本経済の衰退だといった切り口で語られることが多いのですが、それぞれ事情が異なっていることは押さえておいたほうがよいかと思います。


●ワールドカップアジア予選(DAZN)

中国系の代理店・FMAによる放映権料の大幅なつり上げが起点となりました。その背景には中国で起きたサッカーバブルがあげられます。しかし、このバブルも崩壊しつつあり、日本としてはタイミングが悪かったとも言えます。


●ゴロフキンvs.村田戦(Amazon)

とにかくゴロフキン選手のファイトマネーが高いのです。海外の放映権はゴロフキン選手と契約しているDAZNが持ち、ファイトマネーもDAZNが負担しました。それがなければ日本で開催することはできなかったでしょう。


●井上vs.ドネア戦(Amazon)

こちらもアメリカで開催し、PPVを売るのであればもっとファイトマネーを出せたのでは?という感じでしょうか。日本で開催するために作られた枠組みだったと言えます。


●THE MATCH(ABEMA)

これはマネーよりもコンプラの話ですよね…


さて、バトラー戦が日本で開催される場合、どんな枠組みになるでしょうか。引き続きAmazonが中継し、会場を東京ドーム級にすることでチケット等の収入を増やす…というのがまず考えられるところでしょうか。


ここで浮上するのが、井上選手のスポンサーであるNTTドコモの存在です。以前はひかりTVがスポンサーでしたが、ひかりTVの運営会社が7月にドコモに吸収されることもあり、ドネア戦ではトランクスにドコモのロゴが付けられていました。


井上選手所属の大橋ジムはひかりTVと組んで「フェニックスバトル」を開催していますが、今後はドコモを含めNTTグループと広く組んでいくことが考えられるわけですね。ドコモが運営している動画配信といえばdTVがまず思い浮かびますが、もっと大きな構想を描いているのではないか…という期待はあります。

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