【追記あり】イタリアDAZN、セリエAをSkyにサブライセンスか。

【追記 8/5 8:00】

DAZNの公式Twitterより、TIMとの契約が見直されたことと、SkyのSTBである「Sky Q」でDAZNのアプリが利用できるようになることが発表されています。Skyには新たに「ZONA DAZN」なるチャンネルも開設されるとのこと。英語だと「DAZN ZONE」。すごい名前ですね…


なお、サブライセンスについては発表されませんでした。現時点では、Skyの視聴者がDAZNが独占している試合を観るためにはSky Qを通してDAZNに加入するか、「ZONA DAZN」で後日録画放送されるのを待つことになります。


【追記 8/16】

上記の情報は不正確だったので訂正します。「ZONA DAZN」はSkyとDAZN両方の契約者に提供されるオプションのチャンネルであり、月額5ユーロを加算することでDAZNのコンテンツがSkyの衛星放送等で視聴することができます。ですので、録画だけでなく生中継も存在します。


昨シーズンからセリエA全試合の放映権を持っているDAZNですが、今シーズン開幕を目前にして、最大の競合であるSky Italiaとサブライセンスの交渉を行っていると報じられています。


DAZNの契約は3年間で総額25億ユーロとされていますが、権利獲得にあたってパートナーとなっていたのがセリエAの冠スポンサーでもある通信会社・TIMでした。TIMは放映権料の4割に相当する10億ユーロと技術協力を提供し、代わりにTIMが運営する配信プラットフォーム「TIMVISION」にDAZNアプリを載せる独占契約を結んでいます。


しかし、TIMVISIONの加入者数が当初の目標を下回っていることから、TIMが契約の見直しを求めていると報じられました。TIMVISIONの独占契約を終了させる代わりに、年間1億ユーロを減額するという内容とのことです。

独占が終了したことで他のプラットフォームにDAZNアプリを載せることが可能となり、Skyとの交渉が始まりました。現在、DAZNは毎節7試合を独占しています。Skyは非独占である毎節3試合の放送にとどまっていましたが、さらにサブライセンスを獲得することで試合数を増やそうとしているようです。DAZNにとっては減額分を何かしらで取り戻す必要があります。


具体的な内容についてはシーズン開幕前に明らかになると思われますので、その際に追記できればと考えております。

DAZNは今シーズンからスペインでラ・リーガの放映権を獲得していますが、こちらも競合であるMovistar+にサブライセンスを出しています。イタリアではTIMとの契約見直しがトリガーとなっていますが、DAZNにとって独占契約が重荷になっている感があります。独占すれば、その分放映権料も上がります。それを1社で回収するには、インフラやサービスの強化が必要であり、失敗すればたちまち顧客の信頼を失いかねません。

同様のことは、日本でプレミアリーグの放映権を獲得したSPOTV NOWにも言えるわけで、ABEMAにサブライセンスを提供したのは自社だけで抱えきれないという事情もあるものと考えられます。そのあたりの考察も、また近日中にできればと思います。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000