DAZN、新たなサッカー番組を開始も日本は対象外？

DAZNは新たなコンテンツ「The DAZN Soccer Show」の配信を開始しました。世界のさまざまなサッカーシーンを取り上げる番組で、8月下旬から日曜を除いた毎日、イギリス時間の19時(日本時間だと27時)に配信されます。

対象はグローバルで200以上の国・地域で配信されると発表されていますが、よく見ると日本は含まれていません。また、ドイツ・イタリア・スペインといったDAZNの主要マーケットも含まれていないのです。なにか権利的に問題があるのでしょうか。

DAZNカナダのYouTubeに予告編の動画がアップされており、こちらは日本からでも視聴できました。カナダは日本と同様に、今シーズンからプレミアリーグの放映権を失った国でもあります。それゆえに辛辣なコメントも見られますね…

FootballではなくSoccerにしているのも、アメリカ方面を意識したネーミングなのでしょう。2026年ワールドカップを念頭に置きつつ、カナダのユーザーに対するフォローの意味も込められています。日本で「プレミアリーグフリークス」を存続させたのと方針は共通しています。引き続きサッカーにコミットし、文化を醸成する役割を担うということです。

放映権の移動は珍しいことではありません。赤字を垂れ流し続けたDAZNは、今後価格競争に突っ走ることができにくくなっていきます。権利を獲得したときはイケイケでよいのかもしれませんが、失ったときにどんな姿勢をとるかが問われています。まぁ、これまでは長期的な視点が足りなかった気もしますので、これはこれで進歩なのかもしれません。