【遅報】カナダDAZNも値上げしていた。

もはやニュースにすらなっておらず、すっかり気づかなかったのですが、カナダのDAZNも6/23に値上げしていました。


月額料金は20→24.99カナダドル(約2,600円)、年間払いだと150→199.99カナダドル(約20,800円)となります。カナダでの値上げは2017年のローンチ以降初めてとのことです。

カナダのDAZNはNFL Game Passを包含しており、NFLの全試合を配信していることが特長です。その他、欧州EL/CLやMLSの放映権を保有しています。


しかし、日本と同様に今シーズンからプレミアリーグの権利を失いました(fuboTVに移動)。さらに言うと、MLSは来年からAppleが10年契約を結んでいるため今シーズン限りであることが確定しています。ということで「コンテンツが減ってるのに値上げとは何事だ」という批判がカナダでも噴出しているのだとか。

DAZNの値上げは昨年から続いています。イタリアではセリエAの放映権獲得にともない月額9.99→29.99ユーロに一気に引き上げられました。既存会員は1年間19.99ユーロとする移行措置をとっていましたが、これもすでに切れています。


今年に入って日本、ドイツ、スペインで相次いで値上げが発表されました。経営陣が変わり、これまでの巨額の赤字を垂れ流す体質からの脱却をめざしています。種蒔きの時期は終わり、本格的に回収へと転じています。イタリアとスペインでは権利の追加がありましたが、日本も含む他の国ではコンテンツの出入りと関係なく、本部の方針で値上げが決まっているわけですね。


この方針が正しかったのかどうかは、今後の数字を見ていくしかありません。多少の痛みはあっても、赤字が縮小すればよいことになります。もちろん、スポーツベッティングだったりNFTだったりといった他の収益源を早急に確立する必要があることは言うまでもありません。

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