DAZNドイツ、18か月以内の黒字化視野。通販も開始。

DAZNでDACH(ドイツ・オーストリア・スイスのドイツ語圏)地域のエリアマネージャーを務めているAlice Mascia氏のインタビューが現地メディア・Süddeutsche Zeitung(南ドイツ新聞)に掲載され、今後12~18か月以内に黒字転換を見込んでいることを明らかにしました。


残念ながらこの記事自体はペイウォールの中にあるので、記事を引用した他メディアの記事をいくつか紹介しておきます。

DACH地域のDAZNでは、2021-22シーズンからブンデスリーガと欧州CLの放映権を獲得しています。

  • ブンデスリーガ: 4年契約。年306試合中106試合を配信。(残りはSky)
  • 欧州CL: 3年契約。年138試合中121試合を配信。(残りはAmazon)


今年2月には、料金を月額14.99ユーロから29.99ユーロに値上げしました。ほぼ倍額ということで日本以上に強気の設定とも言えますが、ブンデス・CLを押さえていることはやはり大きく、解約者は想定を下回っているとのことです。

今年7月にはeコマースサイト「DAZN Store」をオープン。サッカーや、先日契約延長を発表したNFLのグッズなどを投入する予定とのことです。DAZNブランドとのコラボもあるかも?


DAZN黒字化のカギは、ひとつは値上げであり、もうひとつは事業の多角化です。先に紹介したイギリスの「DAZN BET」や、日本で始まったNFT、そしてドイツのeコマースと材料は揃ってきました。あとはそれをグローバル規模に拡大していけるかにかかっています。


まぁ、これまでに抱えてきた赤字額がとんでもないので、すぐに返済できるわけではありませんけど、まずは損益分岐点に乗せないとお話になりません。

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