「FIFAワールドカップ64」毎週放送へ。やべっちは22時に移動。

テレビ朝日とABEMAで放送・配信されている「FIFAワールドカップ64」。5月から月1回のペースで放送されてきましたが、10月からは毎週になるとのこと。11月の本大会開幕まで放送されるそうです。

日曜夜といえばDAZNの「やべっちスタジアム」ですが、こちらは10月より23時→22時に配信時間が繰り上がると発表されています。これまでシーズンオフには22時から配信されていましたが、シーズン中となると試合映像を編集する時間も減りますし、慌ただしくなりそうです。

この2つの番組ですが、当然関係はあるわけです。両方ともテレビ朝日の系列会社である文化工房が製作に関わっています。やべっちスタジアムの前身である「やべっちFC」もそうであり、番組をまるごとDAZNが引き継いだ形です。この時点から両社の関係は始まっており、ワールドカップ予選のサブライセンスにも発展しています。

「64」が生放送かどうかははっきりしていないのですが、今後大会が近づいていけば生で対応することになるのではと思われます。となると、サッカー番組を2つ続けて生放送することになり、間隔を空ける必要があるのでしょう。

やべっちはテレ朝・ABEMAでキャスターを務めることも発表されています。ですから、両方の番組にハシゴで出演することはあるでしょうし、コラボ企画も期待できます。

先日の「64」では、DAZNが放映権を持つUEFAネーションズリーグの映像が使われていました。報道目的でテレビ番組に映像を提供するケースはよくありますけど、今回はABEMAでも映像が流れていたというのがポイントです。同じネット媒体向けに映像を提供することは珍しいケースと言えます。

DAZNもワールドカップでハイライトを配信すると発表されています。大会を盛り上げるためにABEMAとDAZNが協力関係を結んだということになります。もちろん、その背後には放映権を販売している電通の影も見え隠れしますが…

ちなみに「やべっち」でルヴァン杯の映像が流れていることを連想された方もいらっしゃるかもしれませんが、ルヴァン杯の映像はJリーグが著作権を管理しているので、これとは違ったケースになります。報道目的であれば規約の範囲で映像が使えますし、それ以外であれば定められた使用料を支払う必要があります。