スポーツ実況者の不足について
スポーツの配信チャネルが増えるに連れて、実況者の不足が目立ってきた感がある。
とくに試合が集中する週末についてはスケジュールの確保が大変だ。
提供された映像をもとに東京のスタジオで実況するならまだ拘束時間が短くてすむが、現地に赴くとなるとさらに拘束されることになる。
また、慣れない競技の実況を担当することになり、視聴者からお叱りを受けるケースもまま見られる。
そんな感じなので、業界全体的に実況ができる人を育てていく必要があるし、また視聴者の側からも育てていくという意味で叱咤激励することも必要だろう。
本業を別に持っている人が実況のトレーニングを受けて担当するというのもひとつの案。
例えばサイクルロードレースでは、声優の野島裕史さんが実況を担当されている。
自他共に認める自転車好きで「弱虫ペダル」にも出演されている野島さんはまさに適役だろう。
また、落語家の立川志の春さんはMLBの実況を担当されている。
アメリカ留学の経験を持ち、もちろん話術はプロフェッショナル。いい起用だと思う。
また、すでに一部の地方局などが試しているように、実況者を置かず解説者だけで進行するという方法もありだろう。
最近ではフリーアナウンサーが余っているなんてニュースも出てるけど、ことスポーツ実況についてはまだチャンスが眠っている。アナウンス能力のある方の参入を期待したい。
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