右京の挑戦。JCL選抜チームで海外ロードレースに参戦。

JCL(ジャパンサイクルリーグ)のチェアマンを務める片山右京氏は、新たなチーム「JCL TEAM UKYO」の設立を発表しました。現在JCLに参戦している選手が移籍し、2023年はアジアツアーを転戦予定。また、ヨーロッパに拠点を設け、2024年にはヨーロッパツアーへの参戦を計画しているとのことです。また、橋本聖子氏がチーム総監督に就任しています。


現在の「チーム右京相模原」の今後については触れられていませんが、存続して引き続きJCLに参戦するのか、それとも解散して一本化するかのどちらかになると思われます。また発表ありましたら取り上げます。

目標は日本チームとしてツール・ド・フランスに参戦すること。これは右京氏自身が以前から言い続けてきたことです。コロナ禍によって日本とヨーロッパの距離はいったん遠ざかってしまいましたが、改めて「夢」に着手することになります。


世界で活躍するロードレース選手を育てるには、とにかくヨーロッパに行くべきなのか、それとも国内の育成環境を強化すべきなのか。さまざまな議論はありますが、両方やってみないと分からないということです。JCLも課題はいろいろありますが、とりあえず軌道には乗ってきました。東京五輪で自転車競技のディレクターも務めた右京氏は、世界の選手が日本を駆け抜ける姿を見て、改めて想いを強くしたのでしょう。


とにもかくにも資金が集まらないと始まりません。ということで、JCL発足当時にも実施されたファントークン「FiNANCiE」の募集も始まっています。

国内での育成環境という点では、来年10/6~9に「ツール・ド・九州」が開催される予定となっており、UCIの認定を受けました。また、今年9月にJCLの1戦として開催された「古座川ロードレース」も来年からUCIの認定を受け、国際レースとなるようです。JCL TEAM UKYOもこれらのレースに参戦し、国内勢と力を競い合っていくことなります。

課題となっているのが、JCLとJプロツアーの一本化。こちらについては、今年初めに統合に向けての動きがありましたが、その後具体的な進展が見られません。こちらについても新たな動きが出てくることを期待します。

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