DAZN、ロンドン本社を縮小し分散化を進める。

DAZNの組織改革が続いているようです。Deadlineが報じたところによると、ロンドンの本社オフィスの縮小が続いており、直近で2桁のスタッフが解雇もしくは配置転換される見込みとのことです。


それと並行して、ハイデラバード(インド)・カトヴァイス(ポーランド)・アムステルダム(オランダ)の各拠点でエンジニアを中心とした採用活動が続けられており、今後12か月でエンジニアが倍増すると予想されています。

BT Sportの買収に失敗し、ロンドンでの株式上場が遠のいたDAZN。5月には本社で50人程度が解雇されたと報じられています。グローバルで配信できるコンテンツを強化したり、Eleven Sportsを買収したりといった最近の動きを鑑みると、拠点の分散化を推進していることが見てとれます。


スポーツベッティング「DAZN BET」を開始したこともあり、エンジニアリングの強化は必須課題です。かねてより技術力の不足は懸念材料でしたから、ある意味真っ当な道に回帰したとも考えられます。

また、同じ記事ではDAZNの前身であるPerform Groupの創業者の一人であるJohn Gleasure氏が役員を辞任したとの記述が。今年からShay Segev氏が単独でCEOを務める体制に移行していますが、かつての創業メンバーは徐々にその役割を失い、新たな体制のもとで負の遺産を解消するということなのでしょう。

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