学生スポーツ応援。ANYTEAM & UNIVAS Plus

スポーツビジネスが必要なのはプロだけではなく、裾野を支える学生スポーツにとっても大事な話です。アメリカのNCAAのような巨額なマネーが動くのもそれはそれで問題なのかもしれませんが、せめて環境は整えてあげたいものです。

KDDIと「スポーツブル」を運用する運動通信社は、学生スポーツを応援するサービス「ANYTIME」をリリースしたと発表しました。応援したい大学と部活を指定することで、同じ部活を応援する人たちとつながれるコミュニティ機能が提供されるほか、資金調達として寄付(ドネーション)とクラウドファンディングの機能が提供されています。

すでにプロスポーツだとファントークンなどの取り組みがありますが、ビジネス臭を抑えたうえで学生スポーツに下ろしたという感じでしょうか。

それと連動するような形で、大学スポーツ協会(UNIVAS)とKDDIは、大学スポーツの動画を配信するアプリ「UNIVAS Plus」を9月にリリース。10月には有料のプレミアムプランが追加されています。こちらについては、料金の20%がUNIVASに寄付され、所属する大学・団体に分配されるとのことです。

UNIVASが発足して3年ほど経ちますが、コロナ禍をはさみ活動が停滞していた感は否めません。その間にも「スポーツテック」とも呼ばれるIT技術・サービスは徐々に発展しており、今後はスポーツテックの手を借りて新たな動きが出てきそうです。家族や知り合いなど身近な人のプレーを応援するのも、スポーツの醍醐味と言えるでしょう。