7→9。2032大会に向け、豪の五輪放映権が移動。

2032年にブリスベーン五輪を控えているオーストラリアで、その2032年までを対象としたオリンピックの放映権入札が行われ、Nine Networkが総額3億豪ドル(約273億円)で落札しました。


オーストラリアのテレビ局は公共放送のABCと、民放のSeven、Nine、Tenがあります。1956年のメルボルン五輪はABCが放送。1980年以降は民放3局が入れ替わりながら放送しています。

2016年にはSevenが3大会総額1.7億ドルで契約。2022年北京大会も引き続きSevenが契約を延長し、総額は2億豪ドルに達したようです。今回の入札は2024~2032年の計5大会が対象となっていました。


地元大会を含むのですから値段が上がるのは当然なのですが、2030年冬季大会の開催地はまだ決定していません。札幌が有力かと思われましたが、最近の流れだとどうも怪しいですね。札幌のほうが時差が少ないので高く売れそうですが、開催地が決まる前に放映権のほうが決着したことになります。


入札はSevenとNineの争いになりましたが、東京五輪の延期にともないSevenの経費がかさみ、赤字になったことが撤退の要因となったようです。IOCは4億豪ドルを希望していたそうですが、それを下回る金額で落ち着くこととなりました。

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