ミラノ~サンレモのコメンタリー陣が発表されない件

いよいよあす3/17(土)は、春のクラシックシーズンの訪れを告げる「ミラノ~サンレモ」が開催される。

今年はDAZNで、日本語コメンタリー付きで配信される予定だが、残念なことにこの記事の執筆時点ではまだコメンタリー陣が発表されていない。

※発表されしだい追記します。

→木下/宮澤コンビと発表されました。


それに限らず、DAZNでは直前までコメンタリー陣が発表されないケースが多い。

JSPORTSでは週間番組表を載せる関係か、遅くとも1週間前には公開されている。この違いはなにか。


【仮説1】そもそも調整がついていない

【仮説2】決まってはいるけど更新するリソースがない


どちらかと言えば2のほうが有力と考えられる。2月のアルガルベ一周、3月のノケル・クルスは事前に英語コメンタリーであることが発表されていた。また、他の競技でも直前まで発表されないことは多々あるので、優先順位的に後回しにされているのではないか。


もちろんぎりぎりまで調整がつかないケースはあるだろう。ただ、他の競技とサイクルロードレースでは若干事情が違う部分がある。例えばサッカーやバスケなどは基本的に週末開催なので、大量のコメンタリー陣が必要だ。他のチャネルとの競争も激しく、それこそ奪い合いになる。状況に応じて、どのカードに誰を配置するかも重要だ。

逆にサイクルロードレースは、多くのコメンタリー陣が本業を別に持っている。企業・組織に属していれば平日が埋まるし、レースやショップに関わる人は土日が埋まる。そんな中、仕事終わりの夜間を利用して集まってくれる人も多い。そんな中でやりくりするのは大変なことに違いない。


なので最初から英語コメンタリーで、というレースが出てくるのも致し方ないと言えるのだけど、ここでもうひとつの仮説が出てくる。

【仮説3】契約上、現地映像をそのまま流すよう決まっているのではないか?

ただ、この仮説は否定されるべきだろう。逆に「現地語でのコメンタリーを義務付ける」という契約は実際にあるようだ。その国の視聴者に向けて伝えるのだから、そういう条件を付けるのは当然ありだろう。でも、その逆は聞いたことがない。


ちなみに、競技によっては急病などに備えてサブのアナウンサーを付けることがある。例えば谷口さんが野球の実況をするときに、木下さんがベンチレポーターを担当していることがあるが、これはその一例である。もちろん研修の意味合いもある。


まぁともかく、他の競技も含めて誰が実況・解説をするのかは気になるところだし、複数のチャネルで観られるコンテンツであれば、それによってどれを観るか決める人もいるだろう。そこにもちゃんとリソースを配分してほしいものだ。

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