F1放映権獲得に失敗のNetflix、すでに他競技に入札か。
これまでスポーツ放映権に無関心だったNetflixですが、今年に入ってアメリカにおけるF1の放映権獲得に名乗りをあげました。結果的には獲得はならなかったのですが(ESPNに決定)、それと並行して他のスポーツにも関心を示し、実際に交渉を行っていたと報じられています。
具体的にはテニスやサーフィン、さらには自転車ロードレースといった名前があがっているようですが、実際に獲得に至ったケースはまだ報告されていません。
F1のドキュメンタリーは大きな人気を獲得しています。すでにテニスやツール・ド・フランスのドキュメンタリー製作を発表しているので、この選択にはうなずけるものがあります。あとはゴルフもあったと記憶していますが、直近で市場に出ているものがないのでしょう。
ストリーミングで競合となるのはAmazonとAppleですが、Amazonは国ごとに人気の高いスポーツを厳選して放映権を獲得する方針を続けています。その一方で、AppleはMLSとの契約に象徴されるように、グローバルで権利を獲得する方針を見せています。すでにメジャーな競技よりも、今後成長するであろう競技に投資するということです。
Netflixは果たしてどんな方針をとるのか。オリジナル作品をグローバルで展開することに強みを持つだけに、どちらかと言えばAppleに近い方向性なのでは?と推測されますが、先のF1についてはアメリカ国内のみでの動きでした。
当初はF1の運営会社ごと手に入れることに興味を持っていたとされており、それが不可能なために転換したのでしょう。最初は限られた国での展開で始めたとしても、将来的にグローバルの規模に近づけるよう動いていくのではないでしょうか。
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