カタール、2036年夏季五輪招致へ。サウジとも手を組む?

FIFAワールドカップ開催中のカタールが、今度はオリンピックの招致に動くと報じられています。ターゲットは2036年の夏季大会です。カタールはこれまでに3回招致に失敗しており、4度目のチャレンジとなります。


今回のワールドカップに向けて、カタールはスタジアムに加えて地下鉄などのインフラに多大な費用を投じており、総額は22.9億ドルに達しているとのこと。日本では開催費用が30兆円を超えたといった報じられ方をしていますが、まぁいろいろ足したものですね。資金力と今回の開催実績が大きなアピールポイントです。

その前に2030年にはアジア大会を開催する予定です。この時は険悪だったサウジアラビアと激しい招致合戦を繰り広げ、開催権をゲットしました。その後サウジとは国交を回復し、雪解けムードが漂っています。この2036年大会においても、サウジとの共同開催が提案される可能性が報じられています。


カタールの国土は狭く、また平坦であるため起伏に富んだ地形で行われる競技(自転車のロードやマウンテンバイクなど)は難しいというのが建前としてあげられていますが、要するに政治ですね。

問題はやはり開催時期です。ワールドカップははスタジアムを冷房完備にすることで6月開催をめざしましたが、結局11月開催となりました。しかし、オリンピックについては時期をずらすのは困難を極めます。世界のスポーツカレンダーを動かさねばならず、また9月に入るとNFLがシーズンインすることからアメリカがいい顔をしません。


2019年に開かれた世界陸上は遅めの9月開催でしたが、マラソンは異例の深夜スタート。それでも暑さから多くの選手が棄権しました。この出来事は東京五輪のマラソンが札幌に移された理由にもなっています。


これを回避するために、今回のスタジアムと同様、コースを冷房完備にする計画があるのだとか。マラソンでそれをやるというのはあまりにも壮大です。

もちろん、現在多くのメディアで報じられている人権問題もありますし、課題は山積み。それでもマネーの魅力というのは恐ろしい。一度これを受け入れてしまうと、果たしてその先はあるのだろうか。IOCはこの果実をかじることになるのでしょうか。

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