JGTO、米・欧ツアーとの提携強化。LIVとは距離?
日本ゴルフツアー機構(JGTO)と、米PGAツアー・欧DPワールドツアーは新たなパートナーシップを結んだことを発表。第一弾として、JGTOの賞金ランキング上位3人がDPワールドツアーの出場資格を得られる制度を開始します。その他にも「戦略的発展・商業的成長を含めた主要分野」について協議を進めるとのことです。
PGAは日本語でプレスリリースを出してますね。なかなかの配慮がうかがえます。
JGTOとDPワールドツアーは、今年から日本で共催の大会を開く予定になっていましたが、コロナ禍による入国制限で開催を断念。今年は国内のみの大会となっていました。改めて来年4月に開催することを発表しています。
DPワールドツアーのランキング上位10人はPGAツアーの出場資格を得られることになっており、欧州経由でのPGA挑戦の道が開かれることになりますが、同時にJGTOが欧米の下部ツアーのような位置づけとなることに歯がゆい思いをしている方もいるかと思います。
JGTOはLIVゴルフに対して中立というか、賛否のどちらも示さない姿勢を保ってきました。それゆえに対立関係にあるPGAとDPワールドツアーにとっては、態度を明確にしてほしいという意図もあったものと思われます。
LIVゴルフは2023年の日程について、3大会を新設し計14大会を開催すると発表しています。日本での開催予定はありません。さすがにそれは阻止したかったことでしょう。
PGAツアーについてはNHKとGOLFTVが撤退し、いまのところゴルフネットワークのみの放送となっており、続報が待たれるところです。DPワールドツアーは紆余曲折があり、現在はYouTubeでの配信となっていますが、日本からの参戦が増えれば新たな契約を勝ち取りたくなるでしょう。
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