放映権料もマッドネスなマーチマッドネス
マーチマッドネス。3月の熱狂。それは全米のカレッジバスケットボールを指す。
アメリカではカレッジスポーツの人気が高いことは言うまでもなし。地域に根付いたいわばセミプロのようなもの。ここで注目された選手はNBAへと羽ばたいていく。アーリーエントリーという卒業を待たずにドラフト対象になれる制度もある。
日本で言えば甲子園のようなもの…と言いたいがそんな規模ではない。甲子園はもちろんひとつの球場のみで行われるが、アメリカの大学にはそれこそプロ並みのアリーナがある。同様に人気のアメフトでは7万人規模のスタジアムなどざらにある。
それにしても、この記事に書かれている放映権料には目がくらくらした。
・2010年からの14年間で108億ドル
・2032年までの8年間で88億ドル
2032年までというのは、2031-32シーズンという意味かな? ともかくJリーグの10年契約よりもはるかに先の話だ。
もちろんこれはアメリカ国内での放映権料だけど、記事には日本でも数億円と書いてある。これを払えるところなどあるのか。
まぁその答えは楽天だろう。今期からNBAの放映権とリーグパスの代理店契約を結んでいる。また一部の試合についてはWOWOWにサブライセンスしている。
楽天は日本国内ではユーザー数が飽和状態であるため、世界市場に目を向けている。バルセロナのスポンサーになったことは有名だが、NBAの強豪であるウォリアーズのスポンサーにもなった。アメリカとヨーロッパの両面から挟み撃ちの戦略をとっている。
ということで、もしNCAAの権利をとるならNBAと同様にリーグパスと組み合わせた販売形態をとるだろうし、同時にヨーロッパの大きなスポーツを狙いにいくのではないかと予想する。
ちなみにAmazonはすでにNFLの一部権利を買っている。
ヤフーについては大株主である米ヤフーの縛りで海外展開が難しく、ソフトバンク頼みになるが、スポナビライブが撤退した以上それも難しい。参加のGyaOを通じて、スポーツよりも音楽ライブに力を入れていくのではないかと思われる。
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