祝?川内優輝選手、プロ転向へ。
がっかりだと言う人もいるかもしれない。むしろ遅すぎたという人もいるかもしれない。
以前から考えていたのだろうけど、ボストンマラソン優勝という快挙が彼の決断を後押しした。もっとも職場には言ってなかったというところが彼らしいけど💦
公務員でもレースの賞金はもらえるとのこと。クイズ番組に出て賞金をもらうのと基本的には変わらない。ただいわゆる出場料、要するにギャラは副業にあたると判断されるのでもらえないそうだ。めんどくさい。
彼が公務員でありながら海外のレースをたくさん走れる理由が以下の記事に書かれている。
レース主催者側はレースの格を維持するために記録を持つ選手を招待したいし、また招待する義務がある。だから招待枠があるレースであれば交渉しだいで出ることができる。つまりお互いにメリットがある。
もちろん招待だから現地までの交通費や宿泊費は主催者が負担してくれる。
ただし、ボストンについては事前にコースの下見を自費でしていたとのこと。この人は心底レースが好きらしい。
川内選手はそのためにエージェントと契約しており、その契約金は賞金から歩合制で支払っているとのこと。プロになれば今度はギャラももらえるのでWin-Winとはまさにこのこと。
ボストン優勝により世界中のレースから出たいところを選べるだろうし、もちろん国内のレースでもよい。将来は自らがエージェント業を営むことも当然視野に入れているはず。
レースの格式はどう決まるのか。歴史や伝統も大事だけど、やはり出場者のレベルによるところが大きい。人間だけでなく、競馬の格付けも出走馬のレーティングによって決まったりする。
いいレースにはいい選手が集まり、もちろん賞金も高くなる。オリンピックや世界陸上だけがマラソンではない。選手層が厚すぎるアフリカ勢じゃなくても、こういう選択肢があるということを教えてくれたことにもおおいに意味のあるプロ宣言だと思う。
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