英BT Sport、7月「TNT Sports」に改名。
イギリスのBT Sportは、7月にサービス名を「TNT Sports」と変更することを発表しました。TNTはアメリカや南米でスポーツなどを放送している放送局の名前で、ブランドを統一する意味があります。
BT SportはDAZNが買収交渉を進めていましたが、横からディスカバリーがかっさらう形に。昨年ディスカバリーと(BT Sportの親会社である)BTの合弁で新たな運営会社が設立されました。
ディスカバリーも昨年ワーナー・ブラザーズと合併したわけですが、TNTは旧ワーナー側のブランドなだけに、そっちにするんだ…と意外でした。まぁ、合併後もいまいち足並みが揃っていない感があったので、それを払拭する意味があるのでしょう。
ディスカバリーの傘下にはユーロスポーツがあり、またdiscovery+があります。すでにBT Sportの契約者はこの両方が見られるようになっていますが、来年のパリ五輪が終わったタイミングでTNT Sportsとユーロスポーツを統合するとのことです。
他のヨーロッパの国ではdiscovery+の下にユーロスポーツをくっつけているのですが、イギリスにおいてはTNT Sportsの下にdiscovery+がぶら下がる形となり、またユーロスポーツの名前は消えることになります。
なんとも複雑な構造ですが、巨大企業がくっつくというのは簡単にはいきません、既存の契約を整理しながら、ブランド戦略も練り直す必要があります。担当者の方にはご苦労様と申し上げたいところです。
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