もうひとつのジロ・デ・イタリア

4月14日、ローマで開催された電気自動車によるレース、フォーミュラE。その会場では電動自転車のデモンストレーションも行われていた。これは電動自転車によるイベント「ジロE」の開催を知らせるものであった。

ジロEはジロ・デ・イタリアと同じ日程、同じコースで開催されている。イスラエルを除く全18ステージ。

1チーム2人で5チーム参加ということなので、選手は10人ということになる。毎朝8時にスタートし、順位は争わないロングライド形式になるとのこと。

とくにヨーロッパの自転車業界では電動自転車が次のトレンドとして注目されているようで、有名なメーカーも新しいモデルを出しているとのこと。もちろん上り坂も楽になるはずだが、果たしてジロの山岳に耐えられるのか。

そして航続距離も気になるところ。あまりに短いと出川哲朗の番組みたいになってしまう(あれは電動バイクだけど)。このへんのトレンドには正直疎いので勉強しないと。

いまやメカニカルドーピングなんて言葉もできてるけど、自転車に限らずスポーツは新しい技術をどう受け入れるのか。そういやパラリンピックの選手がオリンピックに出ようとした問題もあったっけ。

数十年後にはプロによる電動自転車のレースが当たり前になっているかもしれない。それはどんなレースなのか。戦略はどう変わるのか。どんな体格の選手が有利なのか。まずはジロEの結果を確認したい。