J SPORTSが自転車コミュニティ開設。JCLは配信有料化。

J SPORTSは、自転車好きに向けたコミュニティサイト「サイクルビレッジ」を開設しました。サイクルロードレースの解説陣によるコンテンツを提供するほか、昨年から始まったレース結果を予想する「サイクル誰クル？」も包含されています。

コンセプトとしては、レース中継において競合となっているGCN+とよく似ています。GCN+が外資によるグローバルなサービスであるのに対し、すでに多くのファンを獲得しているJ SPORTSのほうがおそらく人気は出るでしょう。濃いファンが多いスポーツでは、コミュニティの形成は人気の維持に欠かせないと言えます。

その反面、新規ファンの獲得には引き続き課題が残ります。基本的にJ SPORTS4(またはオンデマンド)での視聴であることは変わりません。どのスポーツでも言われることではありますが、無料と有料のバランスが問われることになります。

国内レースのJCLは、昨年までのYouTubeによる無料配信から今季は有料に切り換えることを発表しています。3/25,26に開催される「宇都宮サイクルロードレース」は2日間セットで1,000円という価格が設定されました。YouTubeではなく公式アプリからの配信になるとのことです。

また、ファントークンサービス「フィナンシェ」のトークンを保有するユーザーは課金なしで視聴できるとのことです。昨年までの中継はドローンによる空撮など、限られた予算の中では頑張っていたような気がしますが、やはり無料を維持し続けるのは難しいのでしょう。

まぁ、理想を言えばJ SPORTSなりGCN+なり、また別の業者でもいいのですが、放映権を販売できる方向に進めばいいとは思います。実は筆者はトークンを持っていたりするので、さらにクオリティが上がっているか確認してみたいと思います。