セリエA、伊Skyの買収に動く?

次期放映権の入札を控え、もがき続けるセリエAですが、現在の放映権の販売先であるSky Italiaを買収する案が浮上しているとのこと。


スポーツのクラブや競技団体が自らメディアを持つ例は珍しくありませんが、Skyは単なる放送局ではなく、インフラも提供するプラットフォームなのですから、本当にそこまでやるの?と思ってしまいますが…

セリエAは、すでにラ・リーガやリーグ・アンが実施したように投資会社からの出資受け入れを検討しています。いったんはCVCの出資を受け入れる方針を固めましたが、一部クラブの反対により頓挫しています。


改めて投資会社の選定を進めているところですが、もし新たな資金を得られれば、それをSkyの買収に振り向ける可能性があるわけですね。100%は難しくとも、過半数の株式取得をねらっているそうです。Skyの契約者は420万人で、その半数近くがスポーツチャンネルを視聴しているとのことで、その顧客基盤は魅力的と言えます。


その一方で、現在のメインの放映権はDAZNが保有しているわけですから、DAZNがこれをどう考えるかも懸念されます。少なくともいい顔はしませんよね。スポーツ専用サービスであるDAZNを見限って、総合的なチャンネルも提供しているSkyに肩入れすることで、あわよくばスポーツ以外の視聴者から得られる収益も手に入れようというのでしょうか。


DAZNの料金が高いというのは分かりますし、放映権料をペイするには結局視聴者からよりお金を頂くしかないというのも分かりますが、さすがにこれはスポーツに関心がない人をも巻き込んだ議論になるような…。月末には再度クラブが集まり会合を開くとのことで、そこでどんな方針が示されるかが気になるところです。

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