宮澤さんと新城選手とDAZNと

今夜のジロ・デ・イタリア第12ステージは、イイミワこと飯島美和さんが実況、そしてゲスト解説に内縁の旦那さんにあたる新城幸也選手が出演。2人がライブで一緒になることは、自分が知っている限りでは初めてだと思う。


さてそんな中、月曜の休息日にDAZN解説陣の宮澤崇史さんのtwitterがプチ炎上してしまった。

簡単に事態を説明すると、宮澤さんが「DAZNの中継にはまだまだ稚拙な部分があるけど温かく見守って」という感じのツイートをしたことが発端。「関係者がそれを言うのか」「観てる側には関係ない」といった批判のリプライが相次ぐ。そして、その一部に宮澤さんが応戦してしまったことがさらに油を注ぐ形となってしまった。

これらの批判については正当なものもあるけど、単にDAZNが嫌いなだけでしょ、というものも含まれるように感じた。真っ当な批判は今後の糧にして、単なる難癖は無視する。その選別を宮澤さんを含めDAZNの関係者の皆さんはきっちりやって頂ければと思う。

自分にとっては、去年のジロから1年間続けてきた改善については素直に評価してるし、それでも20年近くの蓄積があるJSPORTSにはそう簡単に追いつけないことも理解している。なので、上から目線で申し訳ないけど、育っていく過程を眺めるのを楽しみにしている。

もちろん、最近入ってきた人にとってはまったく関係ない話なので、JSPORTSに近いクオリティを求める権利はある。ただ、去年のフランドル事件だったり、ジロの放映権を獲得したこと自体をまだねちねち言い続けるのは正直どうかとも思う。(そういう人たちはそもそもDAZNと契約しているのかすら微妙だ)


さて、宮澤さんの発言でもっとも注目すべきは「JSPORTSとDAZNの両方には出られない」ということでしょう。

プロ野球だと放送局や新聞社と専属契約を結んでいる解説者がいるけど、他のスポーツにおいては専属契約で食べていけるだけの金額を提示するのは難しいだろうし、他の競技では両方で解説をしている人も結構いるわけで、誰が黒幕なのかは知らないけど、そういう状況になっているのは残念だとしか言いようがない。

サイクルロードレースの魅力は人間臭さであり、またそれは欠点でもある。今回は残念ながらそれが悪い方向に行ってしまったひとつの例と考えてよい。


ということで、改めて今夜新城選手がDAZNに出演するわけだけど、新城選手が今後JSPORTSに出演できないってことはあるんですかね?ゲストならOKとか、またはっきりしない線引きをし出すようであれば、この問題は今後ずーっとこじれることになるでしょう。

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