2026アジア大会、電通辞退で代理店再選定へ。

愛知県と名古屋市が共同で開催する2026年アジア大会について、代理店に選定されていた電通が辞退したとのこと。このため、4月から再度選定をやり直すのだそうです。

東京五輪の汚職・談合に絡み、電通は公共の入札から相次ぎ指名停止を受けています。アジア大会については2020年の時点で内定していたそうですが、この流れで辞退に追い込まれたのは必然と言えるでしょう。


広告代理店では電通に次ぐ存在である博報堂やADKも談合に加わっていたわけですから、もうどうすればいいのやら。すでに2025年大阪万博にも影響が出ていると聞きます。

電通が強いのはイベント運営能力と国際的なパイプですから、期間が限られた中で簡単に代わりが見つかるわけがないのです。いろいろな意味で無理が利くのが電通の強みであり、それが故に過剰労働の問題だったり、今回のような問題を引き起こしてきました。


もちろん電通が行ったことについてはきっちり責任を取ってもらう必要があるのですが、電通に対抗できる存在を日本で育成しない限りは、同じ問題が何度でも起こるでしょう。アジア大会については複数社合同での入札や外資の参加も認めるとのことですが、外資の協力を得ても構いませんので日本に国際イベント開催のノウハウを定着させないといけません。その過程で多少の混乱が生じても、それを受け入れざるを得ないでしょう。

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