NFLワシントンの売却決定。Amazon創業者の買収ならず。
売却の交渉が進められていたNFLのワシントン・コマンダースですが、投資会社・アポログローバルマネジメントの共同創業者であるジョシュ・ハリス氏が率いる投資グループが買収すると報じられています。金額は60.5億ドル(約8,000億円)とのこと。
ハリス氏はNBAのフィラデルフィア・76ers、およびNHLのニュージャージー・デビルスの共同オーナーであり、またプレミアリーグのクリスタルパレスにも出資しています。
また、この投資グループには元NBAのレジェンドであるマジック・ジョンソン氏も参画しているとのこと。現役時代はロサンゼルス・レイカーズに所属しており、ロサンゼルスにNFLのチームを誘致する計画に携わっていたことも。2021年にはMLBのロサンゼルス・ドジャースを買収した投資グループに名を連ねました。
西海岸から東海岸に場所は移りますが、32チームしかないNFLのオーナー陣に名を連ねるのはそれだけ名誉なことです。
今回の売却については、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏が強い興味を示していたと報じられていますが、直前になって撤退したとのこと。金額で競り負けたのが理由ということになっています。
そもそもチームを売却するきっかけとなったのが、現オーナーのダン・スナイダー氏や幹部によるセクハラなどのスキャンダルが発覚したことで、それを報じたのが地元紙であるワシントン・ポストでした。そして、ワシントン・ポストはベゾス氏がオーナーとなっています。
そのため、スナイダー氏はベゾス氏への売却を拒否。条件としてワシントン・ポストの売却を提示していたなんて話も。お金は大事なんですが、お金だけでは計れないメンツもまた大事だったようです。
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