WTA、中国での試合を再開へ。

女子プロテニスツアーのWTAは、今年9月に中国で大会を開催すると発表しました。中国ではコロナ禍のため2020年1月から開催されておらず、3年8か月ぶりとなります。


彭帥選手が性的被害を告発し、その後一時消息不明になった問題は北京五輪でも大きくクローズアップされました。WTAはこの事件に反発し、中国からの撤退を表明していたのですが、この問題にはとくに進展がない中での再開ということで、政治的に屈したと非難されるのは当然でしょう。

WTAがCVCキャピタルパートナーズから1.5億ドルの出資を受け入れたことは先日も記事にしました。コロナ禍を経て、長らく国際社会から隔絶していた中国のスポーツ界がまたかつての活気を取り戻すかどうかは不透明なのですが、少なくとも無視はしきれないことを今回の出来事が示したと言えます。

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