ラ・リーガ、Mediaproとの代理店契約を延長。
ラ・リーガは、Mediaproと結んでいるスペイン国外向け放映権の代理店契約を延長したことを発表しました。従来は2023-24シーズンまででしたが、5年延長されて2028-29シーズンまでとなります。対象は北米とMENA(中東・北アフリカ)を除くグローバルです。
ラ・リーガの国外向け放映権料は頭打ちとなっている現状がありますが、それでもMediaproとの関係は維持されました。もっとも、他の選択肢も考えづらいところですが。
ラ・リーガは同時に、Ocho Sport Advisorsという会社との合弁で「PEAK」という新会社を設立したことを発表しています。Ocho社は2020年半ばまでDAZNのCEOを務めていたSimon Denyer氏が率いており、デジタルを中心とした戦略のアドバイスを行うとのことです。
Denyer氏はDAZNを去った後、親会社のAccess Industriesに移りましたが、その後Ocho社を設立。CVCキャピタル・パートナーズと協働していたとのことで、ラ・リーガがCVCから資金提供を受けたことをふまえれば、そのつながりなのねと理解できます。
話を戻すと、従来のMediaproとの代理店契約が2023-24シーズンまでだということは、その期間を超えた契約は結ばれていないということを意味します。
現在、日本ではWOWOWとDAZNがラ・リーガの放映権を持っています。両社の契約内容の詳細は残念ながら明かされていないのですが、少なくとも2023-24シーズンまでにはいったん区切りを迎えることになります。
前回の契約は2016-17シーズンから4年契約とされています(ソフトバンク=スポナビライブが獲得)。現在の契約は2020-21シーズンから始まっており、もし4年契約だとすれば帳尻は合うことになります。ということで、日本国内における争いもこれから始まるわけですね。
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2023.05.06 23:41
2023.05.06 11:33