ACL決勝、DAZN独占で物議。
浦和レッズが見事優勝を飾ったACL(アジアチャンピオンズリーグ)の決勝2ndレグ。中継を担当したDAZNは、この試合が2023年のライブ視聴者数第1位だったと発表しています。
この記事ではDAZNがホストブロードキャスターを務めたことも明らかにしています。つまり大会を主催するAFCから委託を受け、国際映像の製作を担当したわけです。実際にはさらにサッカー中継の実績がある製作会社に委託したものと思われます。
今年の第1位といってもまだ5月なわけです、昨年のランキングをみると、サッカー日本代表戦が上位を占め、Jリーグの開幕戦やプロ野球の千葉ロッテ戦(佐々木朗希投手が完全試合を達成した次の登板試合)がランク入りしています。今年は日本代表戦の中継がないので、少なくともJリーグやプロ野球、さらにF1といったコンテンツは上回ったという言い方になるでしょうか。
DAZN以前は日本テレビが放映権を持っていましたが、当時の日テレはさんざん批判を受け「DAZNに渡せ」とよく言われていたもの。実際にDAZNに移動したことで歓喜の声をあげた人もいるのでは。しかし、Jクラブが決勝進出すると、今度は「無料で中継しろ」の嵐になるのですから、ファンの声も適当と言わざるを得ません。
まぁ、全国ネットは難しいにしても、テレ玉ローカルとかであればテレビ中継があってもいいのかもしれません。しかし、その場合はスポンサーが集まることが前提となります。
DAZNは2021年から8年契約を結んでいます。秋春制に移行したので、2028-29シーズンまで有効になるものと思われます。毎年Jクラブが決勝に進出するわけではないのですから、せめてこういう時くらいは回収させてほしい…というのが本音ではないかと思います。
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