日テレ、ACL撤退を正式発表。代わりは闇の中。

日テレジータスのWebサイトにて、今年のACL(アジアチャンピオンズリーグ)の放送予定がないことが発表されました。
この件に関する情報は昨年12月に執筆した記事もあわせてご参照ください。

AFC(アジアサッカー連盟)と8年間で総額20億ドル以上(24億ドルという説も)の大型契約を結んだ、スイスと香港に拠点を置くDDMC Fortis。新たにFMA(Football Marketing Asia)というブランド名で活動を行ってますが、コロナ禍によって完全に裏目に出た感があります。
昨年8月の記事ではFMAとAFCが契約金額の減額を交渉しているという記事も出ていました。とにかく試合の日程自体がなかなか決まらない状況ですから、スポンサーやメディア企業との交渉もなかなかまとまりづらくなっております。その中でコナミが契約を更新したことは明るい材料ですが。
日本においては昨年1月に電通が契約したとの記事がいったん出たのですが、その後取り消されました。どうやら交渉は成立しなかったようです。今回の日テレの発表によって、今季の動向は完全に見えなくなりました。

こんな状況ですから急ぐ必要もないのです。日本は実力的にもマネー的にもまだまだ大きなマーケットであり、FMAも放送なしという事態に陥るのは避けたいところでしょうが、まとまらなければ欧州CLのように一時的に放送なしとなる可能性も充分あります。
予想はまったくできません。安ければ手を上げるところは出てくるでしょう。注目はやはりDAZNですが、従来なら新規獲得が見込めないコンテンツであり興味を示さなかったでしょう。しかし昨年からは徐々に姿勢が変わっている感もあり、可能性がないとは言えません。あくまで安ければですが。

とにかくいまの状況は闇です。期待せず、のんびり待つしかなさそうです。

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