北米自転車ストリーミング事情
北米(アメリカ&カナダ)におけるサイクルロードレースのネット配信サービス(いわゆるOTT)。
以前にFuboTVというサービスを紹介しました。厳密にはCATVをOTTに置き換えたものですが、その中にサイクリング専門チャンネルがあってジロ・デ・イタリアを配信。
また、ツール・ド・フランスなどのを放映しているNBCのチャンネルを取り込むことによって3大グランツールの視聴が可能になっております。
DAZNでのジロの中継においてゴール前で画面がブラックアウトしてしまうアクシデントがありましたが、実はFuboTVでも同じ現象が起こっていたとのこと。OTTにもまだまだ課題があります。
さて、FuboTVの独壇場かと思われていた北米のサイクルロードレース配信に新たなチャレンジャーが登場。Flobikesというサイトです。
ここはFlosportsという会社が運営しており、競技別にさまざまなサイトを管理。他のチャンネルでは配信していない新たなコンテンツの発掘にも熱心な模様。金額は月$30、または年$150となっております。
コンテンツとしては、ツールこそないもののRCSと契約しており今年からジロを配信。また、来年からはフランドルを筆頭にフランダースクラシック主催のレースも配信していくようです。
さて、ここで気になるのがFuboTVとの競合関係。いちばん上の記事では、FuboTVはRCSとexclusive、つまり独占契約を結んだと書いてあるんですよね。
ということは、この記述自体が誤っているのか、FuboTVがサブライセンスしたのか、はたまた両社に資本関係があるのか。もう少し調べる必要がありそうです。
【追記】
とりあえず両社ともDCMというベンチャーキャピタルの出資を受けていることは分かりました。
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