国外放映権料3倍増を狙うリーグ・アン。カギは米代表選手?

2023-24シーズンで現在の放映権サイクルが終了するリーグ・アン。現在は年7,000万ユーロとされるフランス国外向けの放映権料を、およそ3倍の年2億ユーロにすることを目標に掲げているとのこと。

昨年CVCからの投資を受け入れたリーグ・アン。当然ながら価値を高めるプレッシャーは強まっています。同じく2023-24シーズンで契約が切れるセリエAが直接のライバルとなりそうです。こちらはCVCの出資を断ってますからね。

セリエAの国外向け放映権料は3年で6.7億ユーロ(年2.2億ユーロ)とされ、次期サイクルでは11億ユーロ(年3.7億ユーロ)が目標とのこと。


とくに鍵となるのがアメリカ市場での放映権引き上げ。セリエAは現在CBSと契約しており、放映権料は年5,500万ユーロとされます。対してリーグ・アンは国外向け放映権の代理店も務めているbeIN Sportsが保有しているのですが、言い方を変えると主要な業者には販売できなかったわけです。4大ネットワークやAmazonなどに売却できればおのずと規模は大きくなります。

ただし、問題はスター選手がリーグ・アンに在籍するとどうかであり、ネイマール選手やメッシ選手もPSGからの移籍が囁かれています。次期サイクルでも少なくとも3年以上の契約を結ぶわけですから、すぐに出ていかれるようだと価値が下がるわけです。


ここで現在期待されているのが、スタッド・ランスのバログン選手。アーセナルからレンタル中で、U-21のイングランド代表でもありますが、A代表では出身であるアメリカ代表を選択すると報じられています。これだけの選手ですから、当然他国のクラブも欲しがるわけですが、アメリカ市場の開拓という意味も含め、オフの移籍市場の目玉になり得る存在です。

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