欧州CL、米スペイン語放送の新契約決まる。

アメリカのUnivisionは、UEFAと2024-25シーズンから新たな3年契約を結び、欧州CL/ELのスペイン語放送の放映権を獲得しました。総額2.25億ドルで、現在の1.43億ドルから50%以上の増加となります。

Univisionは2021年にメキシコの放送局・Televisaとの経営統合を発表し、2022年にはTelevisa-Univisionを発足。世界最大のスペイン語ネットワークとなりました。ストリーミングでも2022年に「Vix」を開始しており、無料チャンネル(いわゆるFAST)と有料チャンネルが提供されています。


スポーツ中継ではFOXやESPNもスペイン語チャンネルを設けており、FOXでは先日WBCの中継がありました。今年からMLSの放映権を獲得したAppleもスペイン語のコメンタリーが選択できるようにしています。

すでに英語ではCBSと6年総額15億ドルの契約が結ばれています。アメリカでは2026年のワールドカップ開催を見据え、サッカーの放映権料が高騰していることはこれまでにもお伝えしていますが、当然ながら大会後の反動が気になるところです。


従来3年サイクルで契約していたのが、CBSとは異例の6年契約になったのは長期的に収入を確保しておきたい思惑が働いたゆえと言えますが、その一方でUnivisionは3年契約のままとなりました。スペイン語圏の市場拡大は、反動を上回る期待がされているということでしょう。国単位だけでなく、言語の枠組みにも注目していく必要があります。

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