米で7人制サッカーの祭典「TST」開催。
スペインで「キングス・リーグ」という7人制サッカーの大会が盛り上がっているという話を以前取り上げましたが、アメリカでも5/31~6/4に7人制サッカーの大会「TST」(The Soccer Tournament)が開催されます。
全32チームが優勝賞金100万ドルを争うTST。プレミアリーグからウルブスとウェストハム、ブンデスリーガからドルトムント、MLSからシャーロットFCといったプロチームもエントリーしてきました。
キングス・リーグと同様エンタメ要素が盛り込まれており、試合は20分ハーフで行われるのですが、その後自動的に「ターゲットスコアタイム」と呼ばれる延長戦に入ります。リードしているチームの得点+1がターゲットスコアに設定され、先に到達したほうが勝利となります。
また、ターゲットスコアタイムが5分経過するごとに、両チームの選手が一人ずつ減らされます。最終的には1対1になる可能性もあるのです。
TSTの主催者は、すでにバスケットの「TBT」を開催し人気を獲得してきました。つまり、TSTはTBTのサッカー版ということになります。ターゲットスコアもTBTに導入されたルールを応用したものです。
TSTはアメリカ国内ではNBCが放映権を獲得し、Peacockを通じてライブ配信するとのこと(決勝戦のみCNBCでテレビ中継あり)。国外向けにはYouTubeの公式チャンネルで配信される予定で、おそらく日本からでも視聴できると思われます。
TSTに限らず、2026ワールドカップを控えてサッカーはアメリカ市場に注目しています。プレミアリーグにはアメリカ人がオーナーのクラブも増えており、オフシーズンにはアメリカ遠征を行うクラブが多くなっています。
上の記事では「レクサムAFC」という、今季5部相当のリーグで優勝し、来季EFLへの参加を決めたクラブの話が出ています。レクサムはTSTにもエントリーしています。
ハリウッド俳優のライアン・レイノルズとロブ・マケルヘニーが共同オーナーを務めており、ドキュメンタリー『ようこそレクサムへ』を制作することで人気を獲得しています。この作品は日本でもdisney+で視聴できるとのことです。
レクサムと同じグループEには、DAZNでドキュメンタリーが配信されているコモ1907(セリエB)が同居しています。こちらもアメリカ人オーナーのクラブであり、ちょっとしたドキュメンタリー対決となります。
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