バーチャル高校野球、夏の地方大会を全試合配信。

朝日新聞社とABCテレビが共同で運営する「バーチャル高校野球」は、今年の地方大会を全試合ライブ配信すると発表しました。49の地方大会すべてで、1回戦から配信が行われます。配信はスポーツナビとスポーツブルで実施されます。

毎年試合数を増やしてきましたが、ここに来てついに全試合達成ということで、快挙と言ってもよいのではと思います。当然これだけの試合数をカバーするにはコストがかかるわけですから、それを無料で配信するというのは単純にすごいこと。今年から見逃し配信もすべて無料化されるとのことです。

全試合配信となると、喜ぶのは選手本人や家族、そしてOBの人たちでしょう。出場した証が映像として残るというのはそれだけで価値があり、網羅する意味があります。今後は映像を切り出して販売するサービスなども当然考えられます。


バーチャル高校野球自体にどれだけのスポンサーが集まるかは未知数ですが、配信先であるスポーツナビの親会社はヤフー、スポーツブルの親会社はKDDIです。ともにいわゆる「経済圏」の拡大に余念がなく、そのためにはローカルへの営業が欠かせません。高校野球の配信を行っているというのは、営業活動にとってもプラスになると聞きます。


放映権の話はなにかとグローバルに傾きがちですが、その対極と言えるローカルでの勢力争いも大事なのです。KDDIは大学スポーツの「UNIVAS」でもスポンサーとなっており、高校・大学スポーツを押さえようとしています。高校生・大学生には当然家族がいますし、将来彼らが社会人になってからも貴重な顧客となり得るわけです。

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