【速報】ラ・リーガ、来季はDAZNとU-NEXTの2社体制に。

来シーズンのラ・リーガの放映権について、DAZNとU-NEXTの2社が同時にプレスリリースを出し、両社ともに5年契約を結んだことを明らかにしました。

両社の発表内容は微妙に異なっています。DAZNはラ・リーガ2部についても放映権を獲得。また、スペインでの権利を持っていることから、スペインで製作したコンテンツを日本語字幕付きで提供します。

U-NEXTは、コパ・デル・レイとスーペル・コパを独占で配信します。今季はWOWOWで放送されていましたが、こちらも移動することになります。

なお、U-NEXTは「全試合配信」と明記していますが、DAZNには試合数の言及がないので、そこは改めて確認する必要がありそうです。

【追記】ラ・リーガから出されたプレスリリースによると、DAZNも全380試合を配信するとの記載あり。

https://www.laliga.com/en-US/news/u-next-and-dazn-secure-laliga-rights-for-the-japanese-market

U-NEXTの名前は、某芸能人がTwitterで「お漏らし」してしまったことで注目されていましたが、あくまで噂レベルであり信憑性の低い情報として取り扱ってきました。なので、実際に発表されてみるとなかなかの驚きです。

両社の細かい契約内容についてはまだ分かっていないことが多いので、また新たな情報が入りましたらお知らせしていきますが、今回の発表によって以下のことが言えるかと思います。

• ラ・リーガの放映権サイクルは今シーズン(22-23)が区切りであった。
• WOWOWが今年放送したコパ・デル・レイとスーペル・コパの契約は単年だった。もしくは、複数年だが残りをU-NEXTに譲渡した。

まだ分からないことはU-NEXTの立ち位置です。WOWOWはDAZNとサブライセンス交渉を行ったものの断念したことを明らかにしています。U-NEXTもまたDAZNからのサブライセンスなのでしょうか。それとも、今回は2社連合での獲得なのでしょうか。

【追記】海外メディアだと"co-exclusive"(共同独占)という表現が使われており、どちらかがメインでどちらかがサブという関係ではなさそうです。

正直なところ、DAZNが同じストリーミング業者であるU-NEXTにサブライセンスを出すシナリオは考えにくく、後者のような気もしますが、そうなると最初からWOWOWにサブライセンスが出る可能性は最初からほとんどなかったことになります。

また、U-NEXTとSPOTV NOWとの関係も気になるところです。プレミアやセリエAの放映権を持つSPOTV NOWと協業しつつも、ラ・リーガの権利を独自に獲得したことには違和感があります。両社の提携によって、SPOTV NOWは自前でのインフラ投資を削減できているものと思われますが、今後は自社配信をさらに縮小し、将来的にはやめるシナリオも充分考えられるでしょう。

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