【速報】女子W杯放映権問題、WEリーグがクラファンへ。
FIFA女子ワールドカップの開幕まで1か月を切りましたが、日本における放映権はいまだ決着をみていません。その状況下において、WEリーグの髙田チェアは放送局を支援するためのクラウドファンディングを実施する意向を示したとのこと。JFA(日本サッカー協会)も賛同するそうです。
異例の事態であることは確かです。基本的に放映権の交渉は主催者(および代理店)と放送局によって行われるもので、協会やリーグが関与できることはほとんどありません。また、交渉においてはNDA(守秘義務契約)が結ばれますので、その内容が第三者に漏れることも基本的にはありません。
クラウドファンディングを行うにあたって、問題となるのは達成条件が見えないことです。いくら集まればいいのか、そして交渉しているのは誰なのか。地上波で生中継することが目的なのか、それでも有料放送・配信でも構わないのか。具体的な内容はこれから発表されるとのことなので、どこまで透明化できるかが注目されるところです。
女子の価値を高めたいFIFAの言い分も、コンテンツとしての価値を測るメディアの判断も、両方理解できるからこそ、それらを少しでも近づけられたらという思いでの行動です。
— 髙田春奈 / Haruna Takata (@HarunaTakata) June 21, 2023
遅いというのもわかる、失敗するかもしれない。でも思い立ったときが一番早い時。やらないで後悔するよりはやって後悔したい。
昨年のカタール大会では、タイが開幕直前まで放映権が決まらず、政府が介入するという出来事がありました。これもまた異例な出来事です。タイではユニバーサル・アクセスの規定があることから介入の余地があったわけですが、日本にはまだありませんし、導入されるにはまだまだ国民の理解が足りないのでしょう。
協会が購入すればいい、といった意見も見られます。協会が介入した事例もないわけではありませんが、できることは限られます。もちろん資金は必要なわけですが、同じ人が「日本代表はホームで集金ばかりしている」的なことを言ってたりすると、結局のところ協会への批判ありきなんだな・・・とやるせない気持ちになったりもします。
個人的には、電通が機能していればなんとか収めたんじゃないか・・・という気もしています。やはり、電通は昨年限りでFIFAの代理店ではなくなったと考えたほうがよさそうです。
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