DAZN、ホスピタリティ事業に参入。
DAZNは、スイスに本社を置くダイマニ(DAIMANI)社との提携を発表しました。株式の一部を取得するオプションも含まれているとのこと。
ダイマニは、スポーツ観戦におけるホスピタリティ・プログラムの販売・運営を手がけています。ホスピタリティとはいわゆるVIP向けの高額チケットのことで、試合観戦だけでなく食事だったり、選手と触れ合える特別な体験などをパッケージで提供します。
まずはヨーロッパで事業を開始するとのことですが、日本語でプレスリリースが出ていたのでちょっと驚きました。日本では、ぴあが昨年ダイマニ社と資本業務提携を結び、株式の5%を取得しています。なので、日本でのサービス展開は難しいものと考えられますが、今後何かしらの展開があるのでしょうか。
日本でも最近ホスピタリティを提供するスポーツイベントが増えてきました。2019年のラグビーワールドカップがそのきっかけだとされています。以前、Jリーグのアドバイザーを務めていたホリエモンこと堀江貴文氏は、海外の事例をもとに富裕層向けのビジネスを提案していましたが、ようやく日本でも芽が出つつあります。
この夏はヨーロッパのクラブが多く来日しますが、全体的にチケットが高額に設定されていることから不満の声もよく聞かれます。その一方で、今季のJリーグは無料招待を積極的に行っているのが目につきます。収益確保も未来への種蒔きも両方大事であり、どんなバランスで収益をあげていくかが試されます。
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