井上尚弥選手のファイトマネーは5億円超か。
見事なKO決着で4階級制覇を達成。スーパーバンタム級の2団体統一王者となった井上尚弥選手。年内にもバンタム級に次ぐ4団体統一を賭け、残り2団体の王者であるタパレス選手との対戦が実現しそうな勢いです。
この試合のファイトマネーについて、サンケイスポーツによると二人がほぼ同額で、合計は約10億円だとのこと。つまり5億円程度ということになります。海外メディアだと井上選手には4億ドルが保証されているといった報道もあったそうで、実際にはもう少し多いのかもしれません。
今回、井上選手は挑戦者であり、王者であるフルトン選手が敵地に乗り込む形となっていますので、それなりの金額は提示しているものと考えていいでしょう。
この試合はドコモの「Lemino」が独占ライブ配信。dTVでの失敗を反省し、今回は無料での配信となったため、SNSでは一部に見られないという声がみられたものの、大規模なトラブルにまでは発展しなかったようです。
地上波での放送を待望する声が出るのも毎度のことなのですが、ボクシングの放映権料とはその多くがファイトマネーなわけで、もはや日本の地上波に収まるスケールではないわけです。「日本が貧しくなった」という紋切り型の批判が出るのも恒例ですが、今回のケースに限って言えば、これだけの選手を日本の地上波に押し込めようとする精神のほうが貧しいのでは・・・と。
この試合が日本で実現した背景には、軽量級はなかなかアメリカで盛り上がらないといった事情もありますが、井上選手をスポンサーし続けたNTTドコモ(以前はNTTぷらら)の尽力が欠かせません。そして、このオファーを受け入れたフルトン陣営にも敬意を表します。
ということで、大変なのは今後です。次戦がタパレス選手との対戦となれば、フィリピン出身の選手ということもあり引き続き日本での開催になりそうですが、それ以降はまたアメリカ進出が有力になってきますし、Leminoを含めて競争が発生することになるでしょう。
以前一度だけPPVになりましたけど、今後PPVになっても全然おかしくありません。それだけ稼ぐ資格を持っている選手なのですから。
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