スペインMovistar、UEFAの権利更新。放映権料は微減。

スペインの有料放送・Movistarを運営する通信会社のTelefonicaが、UEFAとの放映権契約を更新したと報じられています。新しい契約は2024-25シーズンからの3年で、総額9.6億ユーロ(年間3.2億ユーロ)とのこと。対象はCL・EL・ECLです。


現在の契約は3年で9.75億ユーロ(年3.25億ユーロ)のため、若干ではありますが減ったことになります。2024-25シーズンからCLは新たなフォーマットとなり、試合数も増加しますので、それを加味するとUEFAの目論見は外れたことになります。やはり3年サイクルは限界なのでしょうか。

また、Telefonicaはスペイン当局から500万ユーロの罰金を科されたと報じられています。UEFAとの契約額も年間500万ユーロ減ってますが、まぁ偶然ということで。


2021年にDAZNと結ばれたサブライセンス契約が問題だったそうです。Movistarが持つF1の放映権と、DAZNが持つMotoGPの放映権をクロスライセンスの形で相互供給したのですが、スペイン国内で多くのシェアを持つTelefonicaがその地位を濫用したと認定されました。

2015年にCATVを運営するDTSを買収した際に、当局から競争を阻害しないよう厳しい条件をつけられたとのことです。今年3月には別件で600ユーロの罰金を科されています。

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