DAZN、カズ所属ポルトガル2部の試合を配信。

DAZNは、カズ選手が所属するポルトガル2部・オリヴェイレンセの試合をライブ配信すると発表しました。8月15日に開催される開幕戦から32試合を配信予定とのことです。


以下のプレスリリースは横浜FCから出されています。横浜FCとオリヴェイレンセのオーナーはともにONODERA GROUPであり、カズ選手のレンタル移籍もこの関係で実現しているわけですが、この配信についてもONODERA GROUPの支援があると考えるのが妥当でしょう。

「DAZN NEWS」のほうに出された記事にはなぜか【PR】の表記が。DAZNが放映権を持っている試合を紹介するのに【PR】なんて必要ないように思うのですが、なぜ付いているのでしょうか。つまり、この配信自体が広告であると解釈すべきでしょう。


SNSの反応では「いらん放映権をとりやがって」的なものも見られたのですが、おそらくこの件でDAZNが損をすることはないかと思います。

DAZNは今季もポルトガルリーグの放映権を持っていますが、これは1部のみであり、2部については基本的にクラブ側が個別に放映権を管理していると考えられます。もっと細かく言うと、1部も個別管理なのですが、国外向けにはポルトガルの放送局・Sport TVが束ねて販売しています。


束ねられていない分、高値では売れませんけど、その代わり個別のクラブの試合に限定しての購入はしやすいのでしょう。ただし、映像のクオリティについてはあまり期待しないほうがよいと思います。


あとはアウェーの試合がどうなるかですね。先に書いた通り、32試合の配信が予定されていますが、ポルトガル2部は18クラブ・34節なので、2試合は予定に入っていません。つまり、2クラブがアウェーの試合の配信をOKしなかったことが考えられます。

昨シーズンはベルギー2部・デインズの試合がシーズン途中からライブ配信されました。デインズも日系企業のACAフットボールパートナーズがオーナーとなっているため、同様の経緯で配信されたのでしょう。ただし、デインズはYouTubeでの無料配信だったのに対し、今回のオリヴェイレンセについてはDAZN内部での配信となるようです。

ちなみにACAフットボールパートナーズは、イングランド・EFLリーグ1(実質3部相当)のチャールトンの少数株主になったことが発表されています。同様の枠組みでチャールトンの試合も・・・と言いたいところですが、EFLは放映権を一括管理しているためこれはこれで難しいと考えられます。

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